【オリジナルマット工房】スタッフブログ
2009.11.09 カーペットの歴史
ラグマットは、カーペット【絨毯(じゅうたん)】に含まれますが、カーペットの成り立ちや、製造についてこのブログでご紹介できればと思っています。何回続くかわかりませんが、よろしくお願いします。
資料としますのは、(財)日本インテリアファブリックス協会編の「カーペット入門編」と「カーペット専門編」、日本カーペット工業組合編の「カーペット辞典」などです。
さて、一回目はカーペットの起源についてです。
狩猟生活を営んでいた石器時代の人類は、洞窟や竪穴住居で寒さや湿気を防ぐため、獣の皮を敷物にしていたといわれています。
農耕牧畜時代に入ると、羊が家畜として飼育されるようになりました。羊は毛皮を得るだけでなく食料として重要でした。そして、その毛に湿熱を加えて収縮(縮充)させ、フェルトにした敷物が発達するようになります。
その後、織物として最も簡単な平織り物の粗い厚い生地の織物ができ、古代バビロニアやエジプトでは織物技術が進歩して縞模様やつづれ織りの敷物が作られました。
平織りとは、經糸(縦糸)に緯糸(横糸)を絡めていく、もっとも基本的な織り方です。衣服の布地など、基本はこれです。經糸、緯糸という表記は織物業界以外ならではでしょう。
つづれ織りとは平織りの一種ですが、緯糸を折り返して複雑な柄を表現できるようになった物です。このタイプには現在でも生産されているキリム(トルコ語を話す民族で発達した)などがあります。
平織りの敷物は厚手の布地といったところでしょうか。
昨年、キリムで大きな敷物が出来ないかという問い合わせを頂きました。弊社契約工場ではつづれ織りもやっていますので、生地見本を作り、お見積をさせて頂きましたが、残念ながら受注には到りませんでした。日本製ではコスト的に無理だったのかもしれません。
今回はここまでです。まだカーペットは誕生していません。平織りの敷物はカーペットと呼ばないのです。
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